ミスが出る原因はクラブかも?バウンス角の選択でウェッジは劇的に変わる
アプローチで「ダフる」「トップする」という悩みは、多くのアマチュアが経験します。
実は、そのミスはあなたのスイングだけが原因ではなく、ウェッジの「バウンス角」が合っていないことで起こりやすいです。
今回は、ウェッジ選びで必ず知っておきたいバウンス角の基本と選び方を分かりやすく解説します。
アプローチとパターを軸にコース戦略を見直したい方は、こちらの記事も参考になります。
👉 100切り達成の近道|アプローチとパターを軸にしたコースマネジメント
1. バウンスとは何か?
バウンスとは、ウェッジのソールが膨らんでいる部分(地面に当たる部分)のことを指します。
ウェッジには大きく分けて
- ハイバウンス
- ローバウンス
- レギュラーバウンス
の3タイプがあり、角度や形状によって
①バンカーが簡単になる
②ダフりにくくなる
③フェースを開きやすい
④地面に刺さりにくい
など、ショットの難しさが大きく変わります。
1−1. ハイバウンスとローバウンスの違い
一般的なウェッジのバウンス角は8°〜12°とされており、角度によって特徴がはっきり分かれます。
ローバウンスはソールの膨らみが少なく、ボールをクリーンに拾いやすいのが特徴です。
バウンス角は8°以下で、芝が薄い冬場に強いタイプです。
ローバウンスのメリット
- 冬の枯れた芝でも打ちやすい
- クリーンヒットがしやすい
- ボールを拾う繊細なショットを打てる
ローバウンスのデメリット
- バンカーでリーディングエッジが刺さりやすい
- テクニックが必要
- プロ・上級者向け傾向
一方のハイバウンスはソールが地面に当たりやすく、砂に刺さりにくい設計です。
バウンス角は12°以上でバンカーに強くミスが出にくいです。
ハイバウンスのメリット
- バンカーショットが簡単になる
- ダフリのミスを防ぎやすい
- ソールが滑るため初級者でも扱いやすい
ハイバウンスのデメリット
- 冬の薄い芝でバウンスが弾かれトップが出やすい
- 場面によっては使いにくく感じることも
1−2.ウェッジは自分のスイングタイプで選ぶ
ウェッジは「自分のスイングタイプ」と「よく出るミス」で選ぶと失敗しません。
ハイバウンスが合う人
- ハンドファーストで構える
- 右足寄りにボールを置く
- 打ち込みが強い
- ダフりが多い
アマチュアの多くはこのタイプに該当するため、ハイバウンスは扱いやすい選択肢です。ソールが滑りやすくなり、大きなミスが減ります。
ローバウンスが合う人
- ボールを拾う感覚が得意
- クリーンに打つテクニックがある
- バンカーが苦手ではない
- 芝が薄い季節によくプレーする
フェースを操作する繊細なショットを出しやすいですが、初心者やアベレージゴルファーにはやや難しく感じることがあります。
まとめ|バウンスはミスを減らすための選択肢
ウェッジの性能はスピン量だけでなく、
バウンス角でアプローチの安定性が大きく変わります。
特にミスを減らしたい場合は、
自分のスイングの特徴(打ち込みの深さ、構え、ボール位置)で、
選ぶことが何より大切です。
- ダフりが多い → ハイバウンス
- バンカーに自信がない → ハイバウンス
- 冬の薄い芝でトップが出る → ローバウンス
- 1本で万能に使いたい → レギュラーバウンス
あなたに合うウェッジを選べば、アプローチのストレスは驚くほど減ります。
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アプローチの安定には、距離感づくりも重要です。
距離が合わずにショート・オーバーを繰り返す方は、
まず、振り幅を1つだけ覚えるというシンプルな練習から始めるのがおすすめです。
詳しい距離感の作り方はこちらで解説しています:
👉 アプローチの距離感をピタッと合わせる方法|振り幅を1つだけ覚える